AC/DC

物が増えてきて、置く場所が無くなりそうなのでかなり古くからとってある数度の引越しのときからもあけてない段ボール箱から、いろいろな機材や部品、本やらを整理していると、物質の持つ記憶の容量というか、デジタルデータでは保存できない様々な思念みたいなものが伝わってきて、なかなか整理できない。手に取るとあたたかくなるものや涙が出そうになる物があって、古びた臭いや物質的な劣化が余計にノスタルジックにさせる。例えばカセットテープ一つにしても手に取ると高校の時に録音したMTRの音や一緒に作った友達の言葉、その時聞いてた音楽や好きだった人、そういう物まで追想してしまう。手紙や写真なんかもう手に負えない情報量を孕んでる。
ある意味デジタルデータの方がそっけなく記録してくれて、変な感情を呼び起こさせないでくれるぶん良い場合がある。なんせ時間は有限だ。片付けばかりしてるわけにも行かない。

それにしても、このケーブルの量はなんなんだ。このアダプターはなににつなぐ物なんだ?鉄男か?自分の家にも謎がいっぱいある。